◆商品概要

三つ葉のクローバーをかたどったサフィレットのペンダント。

ピン部分を失ったアンティークブローチの修理品です。
後ろのバーは強度、身に着けた時にフラットになるようにデザインの面から一部残しています。

三つ葉はキリスト教で父と子と聖霊を表す三位一体のシンボルで、十字架と同じように信仰心の象徴として古くからジュエリーに用いられて来ました。
アンティークで、個人の写真や遺髪等の遺品を収めるクロスやクローバーのデザインを施したロケットが見られますが、喪用のモーニングジュエリーの一つです。
これは日常使いのブローチだったもので、二つクローバーが並んでいるヴィクトリア時代に人気のあったセンチメンタルジュエリーのデザインの一つ。

サフィレットは濃色で、深いブルーがよく出ます。
フォイルなしで裏の台座が金色のため、正面から見るとわずかにグリーンがかっていますが、透かすと濃青色です。
向かって右下のみバイオレットがかっています。
ペーストはバックフォイルがほぼ残っており、マットなサフィレットとは対照的な鋭い輝きを放っています。
花びらのサフィレットの一段上に花芯として置いてあるので、より一層輝いて見え、クローバーデザインでも一部立体になっているゴージャスなタイプです。
よく見ると分かりますが、大抵中央部が欠損しており、オリジナルで完全に残っているものは珍しいです。
小さくてとても可愛いらしいペンダントです。

◆素材
台座　真鍮
丸カン　真鍮
ガラス　サフィレット(アンフォイル)、ペースト(フォイルバック)


◆製造国・製造時期
台座　不明(入手はイタリア、デザイン的にヴィクトリア期のイギリスかと思われる)
丸カンの線材　恐らくイギリス製(入手はイギリス、サフィレットブローチの一部)、ヴィクトリアン
サフィレット　チェコ(ボヘミア)製アンティーク
ペースト　恐らくサフィレットに同じ

◆サイズ
トップ　15.57 mm × 11.56 mm
サフィレット　一つ〜5.36 mm位
ペースト　3.70 mm
チェーン　約 50 cm

◆状態
▼台座と丸カン
金具に軽い擦れと凹み・凹みあり
経年並み
磨き済み
▼サフィレット
一つのサフィレットに縁に製造時のムラのようなものあり
目立つ傷・欠けなく概ね美品
▼ペースト
目立つ傷・欠けなく美品
▼チェーンとチェーンに接続した丸カン
K14gf製
新品

◆撮影状況
一枚目　晴天時室内太陽光下


何かありましたらご質問下さい。