巨匠ディーヴァーによる傑作短編集・全2巻、「フルスロットル」＋「死亡告示」の2冊セットです。原著「トラブル・イン・マインド；Trouble in Mind」を2分冊した全2巻セット。池田真紀子訳、文春文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　本書は、好評を博した『クリスマス・プレゼント（Twisted）』、『ポーカー・レッスン（More Twisted）』につづく、ディーヴァーの第3短編集で、全12編を収録。内容はさらに豪華に、パワーアップしている。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンス、ジョン・ペラムといった看板シリーズのレギュラーキャラクターが総出演で暴れまわる。　ダンスが緊迫の尋問合戦で爆弾魔に挑む上巻表題作（「フルスロットル」）、ライムの科学捜査が逆手に取られる「教科書どおりの犯罪」、帰ってきた流浪のロケハンスカウト、ペラムの「パラダイス」・・・そしてまさか、ライムが死す？・・・ライムが容疑者によって冷血に射殺され、死亡したと発表される下巻表題作（「死亡告知」）など。ほかにも、NYのうらぶれた私立探偵、ポーカー勝負のリアリティ番組に再起を懸ける中年俳優など、魅力的かつ一癖あるメンバーが、逆転劇に次ぐ逆転劇の中を駆け抜けていく・・・。　

　この短編集に限っては「正義が勝つ」と限らない。「あなたがこれから目にするのは、あなたの予想を裏切るものばかりであるはずだ」（著者）。　人騒がせ（＝トラブル・イン・マインド；Trouble in Mind）な連中の企みに翻弄され、みごとに予想を裏切られる快感が約束された傑作短篇集。

★著者、ジェフリー・ディーヴァー（Jeffery Deaver）は1950年シカゴ生まれ。ミステリー・犯罪小説分野のベストセラー作家。父親は広告コピーライター、専業主婦の母親、実妹ジュリー・R・ディーヴァーは青少年向け小説の作家である。11歳のとき初めての本を書く。ミズーリ大学においてジャーナリズムで学士号を取得後、雑誌記者となる。その後、法廷記者になるためにニューヨークのフォーダム大学ロースクール（夜間）で学位を取るも、路線変更して、ウォールストリートの大手の法律事務所で弁護士として数年間働く。そのころ、長い通勤時間を利用して小説を書き始め、40歳にしてフルタイムの小説家となる。ニューヨーク・タイムズやロンドン・タイムズなどではベストセラー作家リストの常連で、25か国語に訳され150カ国で読まれている。

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