Aurex(オーレックス：当時の東芝オーディオブランド)のプリメインアンプSB-420、動作良好品です。
中古品を整備して愛用してきましたが、機器入れ替えのため、お譲りしたいと思います。
1976年度のグッドデザインアワードを受賞した名機で、出力段にパラレルプッシュプル構成を用いたことで、
非常に力強く、立体感のある溌剌とした音を聴かせてくれます。
おそらく、Aurexが黎明期を過ぎて本領を発揮し始めた頃の製品だと思います。
フロントパネルはぶ厚いアルミ板を配し、もちろんツマミもアルミ製、文字は全て刻印という徹底ぶり。
細部まで一切の妥協はなく、Aurexの物作りに対するポリシーがボディ全体に漲っています。
オーディオブーム全盛期だからこそ作り得た逸品だと思います。
天板には大きな白字で型式が誇らしげに描かれ、削り出しの超大型ボリュームノブをフロントマスクに配した、精悍なデザイン。
ビンテージインテリアとして、眺めるだけでも幸せな気分にさせてくれます。
ボリュームには22点クリック式の高精度アッテネータが採用されており、気持ちの良いクリック感が楽しめます。
背面のピンを抜けば、プリアンプとパワーアンプを独立させて使うこともできます。
大切に使っていたものですので、古いアンプに理解があり、可愛がって頂ける方に使って頂ければ幸いです。

以下に最新の状態と注意事項を記載します。
・Phono（レコード）、TUNER、AUX、いずれも再生できます。
・トーンコントロール、バランス、ミューティング、フィルタ、ラウドネス、モード、ソース切替機能に問題ありません。
・ボリュームのガリはほとんどありません。
・非常に整備性のよい基板構成ですので、技術をお持ちの方は自己責任の範囲で整備されるのもいいかと思います。
・ポップノイズを防ぐために、電源を入れて数秒経ってからスピーカースイッチをオンにされることをお勧めします。
・電源を切る時はスピーカースイッチをオフにしてから電源を切るとスピーカーを傷めずに済みます。
・スイッチやボリューム類は、使わないと接触不良が起き易くなります。

良い状態ですので、個人的には十分満足して楽しんでいましたが、上記のような注意事項もありますので、
ビンテージ製品に理解のない方、粗探しをするような聴き方をされる方、細部にこだわる神経質な方には不向きです。
非常に古い製品ですので保証はなく、搬送中に状態が変わることも、ないとは言い切れません。
お届け時に全く電源が入らない以外はノークレーム、ノーリターンをご承知頂き、
古い製品と上手くお付き合い頂ける方のみ、ご入札をお願いします。

商品はヤフネコ宅急便120サイズでお送りする予定です。