■長谷川幸延の、大阪人情溢れる小説の数々８篇。文庫版です。
■私は個人的に大阪が好きで、横濱から長駆新幹線で馳せて、能く難波周辺に蕩尽して居ますが、此の文庫本のtitle「千日前」と云うlogoの響きを聴いた丈で、気分が解れます。大概抱腹絶倒の『吉本新喜劇＆漫才』を観た後、自由軒の名物curryにsauceをたんまり掛けて攪拌し食するのが、殆ど年中行事と為って居ます。特異体質なんですかね。(笑)
●73年前の文庫です。経年の焼け・滲みが有りますが、文庫本としては渋い面構えです。
●全218頁。書き込み有りません。
●私の自己紹介欄もお読み下さい。
■憚り乍ら大阪の人は、一般の人でも二人寄れば、即漫才を始めて呉れるので、関東の人間には聴くとは無しに聴いて居ると、何だか凄く軽妙洒脱で面白く、陽気で屈託が無いんですね。人情に篤く開放的と云うか「日本で一番Americanな街は大阪」だと私は確信して居ます。だから好きなんですかね。較べて関東の人間は、殺伐として非開放的。時に狭量陰鬱で何を考えて居るのか、此方が逐一質すまで解らないんですから…。(笑)
■最近の該書の古書価は6000円と高騰してる様です。御参考まて。
■値上げ致します。御寛恕下さい。
令和元年8月13日。