仕様：1987年くらいのBill's Brothers JC-2ボディになります。

1980年代のBill LawrenceブランドではBill LawrenceブランドのPUを搭載したシリーズと、Bill LawrenceブランドのPUを搭載していないBill's Brothersブランドが存在しており、コピーモデルも販売していました。

どこかで見たような、鮮やかなレッドのノンピックガード仕様1ハムストラト型ボディ。

そう、こちらは当時一世を風靡していたCharvelギターのコピーモデルです。

1ハムにKahler Fulcrumを搭載したMODEL 2コピーモデルで、ネックポケットには型番であるJC-2とのスタンプ。

個人的な解釈ですが、Japan Charvel MODEL 2の意味であると思います。

確か当時のチラシで65000円くらいのモデルであったと思います。

本家の日本製Charvel MODEL2と同様にMADE IN USAのKahler Fulcurumを搭載し、PUはさすがにJackson J-90Cは搭載していませんが、本家とそん色はありません。

というか、これ製造はモリダイラで、ボディ材は本家のバスウッドではなくアルダーが採用されています。

見る人が見れば裏のコントロールパネルの形状(Bill Lawrence VR系と同じパネル)で、Bill Lawrenceかな？とわかるくらいです。

あとは本家と違うのはKahler Fulcurum用のスタッドがCharvel MODELシリーズ用は太いスタッドが使用されていますが、こちらはFENDER JAPAN 、Grecoなどのフジゲンギター同様細いスタッドが使用されています。

また、アウトプットジャックも本家は金属製のキャッツアイ型プレートを使用していますが、こちらはダイレクトマウントジャックを使用しています。

なんとなくボディ材や他の造り等を見ると本家と勝るとも劣らない、いや、若干勝っていないか？とさえ思います。

カラーはこれもまたCharvel MODEL2広告宣伝カラーであるレッドになっています。

ネックポケットにはTRDと記載してあるので、トリノレッドの様です。

コピーモデルは基本もっとコストを抑えたようなモデルが多いのですが、モリダイラ製のモデルはMADE IN USAのKahlerがちゃんと搭載されていたり、造りも良く本家とそん色ないモデルがあります。

重量はやや重く約2.1kgです。


スペック

つば出しレギュラースケール22フレット対応ボディで材はアルダー。

ネックポケットの形状はラウンド形状です。

ボディザグリは1ハム。

ブリッジはKahler ファルクラムに対応しスタッド間は約56.0mmです。

スタッドアンカーはボディに付属し、4.76mmのネジ径のスタッドを使用します。

サイズ：ネックポケットのサイズは幅56.2mm、深さ16.9mmです。

色：トリノレッド。

コンディション：元々使用感のかなり少ない個体でしたので、ジャック付近とボディ下部に擦れ傷がちょっとある程度です。

送料：ゆうパック100サイズ。

ちなみにこの説明は自分が過去にCharvel MODEL2のボディを出品した際のものをベースにしていますが、ネックポケットのサイズは結構近似値であったりします。

このボディはただのコピーモデルでは片づけられない、モリダイラ製のCharvel MODEL2コピーモデルという、ひそかに価値のあるモデルです。

あ、あとこちらは初期の日本製Charvelボディに多いスタッド部分の木部の割れは、全くありません。