驚異的なる蒔絵の妙技によって
類い稀なる美しさを放つ今作とは
大名家の香道具として謹作された
生まれの次元そのものが本質的なる意味合いで異なった
この上無き究極の鍵付き『香箪笥』と成っております！

　
今作に施された最高峰の蒔絵の数々とは
一見するだけでも只者では無い品格を身に纏った
空前絶後の出来栄えと成っております。

　
この巧さと興味深い意匠の数々こそが
今作の本質的なる生まれの違いを
極めて如実に物語っております！

　
痺れる程に『巧い』と言えます今作の巧さとは
銘こそは御座いませんが
御抱え蒔絵師の志事に間違いは御座いません！

　
鍍金が施された本筋の金具や
内面の手の込んだ梨子地や
洒落の効いた摘みを御覧に成れば
今作が通常の作品では無い事は
極めて容易に御判り頂ける事かと想われます。

　
香箪笥として使用されておりましたが故の
微細な経年劣化は御了承願います。

無論の事ですが、和多志は
美観に問題の在る作品は絶対に入手致しませんので
和多志の眼を信用し
信頼して頂けましたらば幸いに存じます。

　
此れ程までの『香箪笥』には滅多に御眼に掛かれません！