桃山時代に製作された蒔絵の鏡箱と白銅鏡です。セットで伝世されているのものは、珍しいです。
蒔絵は、薄肉高蒔絵で桐と鳳凰文と家紋散らし文が電光形で区切られ 片身代わりで派手に表されています。箱や蓋の内側は、梨地が蒔かれており、使われている金粉も純度は高そうです。
白銅鏡の文様は、蓬莱文で、天下一の字が鋳られています。3匹の小鶴が表わされており、ほほえましいです。白銅鏡は、磨かれており、今でも十分に使用可能です。
かなりの身分の高い人の持ち物であったことが窺がわれます。

【サイズ】
 白銅鏡の直径12.4cm 高さ1,5cm、蒔絵鏡箱の直径14cm 高さ5.5㎝ 
 
【その他】
打ちキズがあり、蒔絵が剥がれている部分が数箇所あります。蓋の側面に3箇所、ひびが入っています。箱や蓋の縁に漆が剥げている部分があります。蓋の文様が梨地の修復で消えている部分があります。

【入札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。

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