【真作】【WISH】筧本生 キャフェ 人物像 油彩 50号大 大作 1987年作 ◆全盛期の大名画　 〇パリ滞在巨匠 昭和会賞 和製ボテロ #24052640

1951年 福岡県出身、1975年 東京造形大学卒業・渡仏、ル・サロン展（'78まで)、サロン・ドートンヌ出品（'82）、1980年 ユーゴスラビア・デッサン・ビエンナーレ展招待出品、1988年 安井賞佳作賞受賞、1990年 昭和会賞優秀賞受賞、一見ボテロのようにふくよかな人物は、彫刻的な絵画の一種と言える、若き日より長年パリで暮らしながらも、あくまでエトランゼとして市井の人たちの一コマを描く、現在：無所属

画伯は1951年に福岡県で生まれ、1975年に東京造形大学を卒業後、フランスに渡りました。彼はル・サロン展やサロン・ドートンヌに出品し、ユーゴスラビア・デッサン・ビエンナーレ展にも招待されるなど、国際的な舞台で活躍しています。

筧本生 油彩 50号大 大作 1987年作
本作品は、筧本生による、静謐かつ謎めいたカフェのシーンを捉えた作品です。画面は、色彩豊かで独特な雰囲気を持つ社交の場を描いており、登場人物たちはそれぞれに物語を持っているかのような豊かな表情をしています。中央の二人の人物は、彼らの親密ながらも控えめな交流が感じられる様子が鮮やかに描かれています。女性は赤い服を身に纏い、男性は柔らかな緑色のシャツを着ており、二人の間の微妙な心理的距離感が巧みに表現されています。

筧本の作品には、フェルナンド・ボテロの影響を受けたとされるふくよかな形態が見られ、この絵においてもその特徴が顕著に表れています。人物たちは彫刻的なボリューム感を持ち、それがさらに彼らの存在感を強調しています。また、背景に描かれた大きな金色の水差しやアーチ形の構造物は、シーンに一層の奥行きと神秘性を加えています。この作品は、筧本がパリのカフェで過ごした時間からインスピレーションを得ており、異国の地での日常の一コマを、彼の独特な視点で捉えたものです。この作品を通じて、観る者は静かながらも動的な社交の空間に引き込まれ、異国の風景の中で生きるアーティストの視界を共有することができるでしょう。入手困難な50号迫力の大型サイズ、画伯のカフェ群像の名画です。